ヨコハマカクテルコンペティション

ヨコハマカクテルコンペティション2012開催にあたり

この度の東日本大震災で被災された皆様に心より御見舞い申し上げます。
いまだ復興においても時間のかかる事と思い心苦しい次第でございます。
しかし、このような時代だからこそ、バーテンダーが生み出す「カクテル」が、人の心を明るく照らすエネルギーになれることを確信しております。

そんな中、ついに横浜からバーテンダー世界チャンピオンが誕生しました。
昨年11月にポーランド、ワルシャワで開催された、I.B.A主催「ワールドカクテルチャンピオンシップ」に出場した山田高史氏が東北地震で被災された方々の復興に強く願いを込めたカクテル「グレートサンライズ」で栄えある総合優勝を果たしました。日本における「バー発祥の地・横浜」から世界を牽引するバーテンダーが輩出されたことは、まさに成熟のときを迎えたジャパニーズ・バーテンディングが世界へと船出している証でもあります。

また本年は、「日本の桜」が、初めてアメリカに寄贈されて100周年です。
いまも横浜外国人墓地に静かに眠る、アメリカ人紀行作家エリザ・シドモア(Eliza Ruhamah Scidmore 1856-1928)は自然専門誌ナショナルジオグラフィックの記者として1884年に初来日しました。その時を機に日本の桜に魅了され、日米両国の友好の証として母国アメリカに桜を植えることを提唱し、日本の桜の美しさとそこに秘められた日本人の心を深く理解した人物でありました。

1912年3月27日に、日本より3000本の桜が贈られ、ワシントンD.C.ポトマック河畔に植樹が実現します。その陰には様々な困難があり、国境を越えた桜の寄贈は、提唱者シドモア女史の「日本の桜への思い」がなければ、実現しなかったことでしょう。そしていまでは、ポトマック河畔の桜は見事な並木となり、世界的な名所へと発展しています。100周年を迎える本年は、我々日本人がいにしえから脈々と受け継いできた「桜」との関わりかたを、いま一度、見つめ直すよい機会ではないでしょうか。

厳冬を乗り越え、春の訪れとともに絢爛な花を咲かせ、新緑の芽吹きを見届けつつ散りゆく「桜」の姿に何か感じずにはいられないのが、私たち日本人なのでしょうか。シドモア女史の功績は、そういったことが世界に誇る日本の文化であることをあらためて思い出させてくれます。

「人」を励まし、癒しを与える「バー発祥の地」横浜。
「人」を想い、世界一になり希望を与えた「カクテル」がある横浜。
100年前に日米桜を実現し交友生んだ「人」が眠る、横浜。

本年のヨコハマカクテルコンペティションは、従来のフリーテーマである『横浜カクテル部門』に加え、日米桜100周年記念として『シドモアカクテル部門』を創設し、二つの部門で開催します。あるひとりの人に捧げられたスタンダードカクテルは「マルガリータ」や「アレキサンダー」など、数多く存在します。また、「桜」のカクテルと言えば、大正時代に横浜のバーテンダー田尾多三郎氏が考案した「チェリー・ブロッサム」が世界的に有名です。600種を越える品種があるといわれる桜にふさわしい様々なアプローチを期待しております。

『横浜カクテル部門』では、「横浜」や「人と人の絆」など、自由に発想してください。『カクテル発祥の地』『多くの偉人を育んだ地』であるこの横浜から、歴史の深みを感じ、再び「人とカクテル」という「BARの原点」を見つめ直すことで、時代性をとらえた素晴らしいカクテルが誕生することを期待しております。

私たち、バーテンダーは「カクテル」と深く向き合うことで「人」と深く向き合うことができるのではないでしょうか。
バーテンダーが生み出すカクテルが、訪れたひとりの「人」を癒し、励まし、明日への『希望』が花開くことを願っております。

お知らせ

2012年04月11日
大会応募用紙をアップロードしました。
2012年04月07日
「大会概要」、「エントリー」更新しました。
2010年07月08日
「2010年大会結果」更新しました。
2010年04月10日
「大会概要」、「エントリー」更新しました。
大会応募用紙をアップロードしました。
2009年10月11日
「大会結果」更新しました。
2009年08月19日
「大会結果」更新しました。
2009年07月09日
「大会概要」更新しました。
大会パンフレットをアップロードしました。
2009年04月15日
「大会概要」、「エントリー」更新しました。
大会応募用紙をアップロードしました。
2009年02月08日
公式WEBサイト公開しました。